昨日名古屋で開催されたパナソニック電工の新商品内覧会に行ってきました。
普通電球の生産中止が進む中
やはり気になるのがLED照明の開発の進行具合です。
LED電球は電球のようにまあるく光らなくって
半球状までが今のところ最大なため
光の出る方向が半分だけになってしまいます。
既存の照明器具と口金のサイズが同じだからと入れ替えてみても
光の出方が違うため、
元々の照明器具と同じ効果を得るのは難しいのです。
入れ替えられる条件は口金サイズの他に
器具カバーや調光機能の有る無しなど諸々あるので注意が必要です。
で…昨日の内覧会で斜め取付専用の
光る部分が斜めの位置にあるLED電球 が発表されていて
ダウンライト(天井埋込型器具)の浅型(埋込深さの浅いタイプ)は
電球が斜め向きに付いているのでそれに対応する新製品
今までダウンライトをLEDにするには
器具ごと取り換えなければならなかったのに
これなら電球だけ交換ができる!やった!!
と思ったらマンションや店舗等のビル用のM型で
木造住宅では使えませんでした。。。
木造は断熱材が天井裏に入ることが多いため
それに対応したSG型やSB型というダウンライトになるのですが
器具自体が天井裏に向かって密閉されているため
LEDの放熱が妨げられて使えないのです…(-_-;)
LEDを使った照明器具も
価格的には新製品が発表される度に安くなってきてはいるのですが
蛍光灯に比べるとやはりまだ高いのが現状で
本格的普及にはもう少し時間がかかりそうです。。。
それからシーリングライト(天井直付型器具)用の丸型蛍光灯の進化系として
スパイラルパルックという渦巻き状の蛍光灯の種類が増えていました。
LEDでは大型の器具をつくるのが難しいようで
従来よりも明るく長寿命のこの蛍光灯で
シーリングライトに関してはエコを実現していくようです。
照明器具のみをつくっているメーカーさんが多い中
パナソニックさんはランプもつくっているので
今のエコに向かう大きな流れの中では
全体的な方向性 についてはパナソニックさんがリードしているように思います。
が、今は本当にまだまだ過渡期で
照明のプランニングについては悩み多い日々を送っています。
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